日本熱物性学会 2006年第2回役員会報告

 

日 時: 平成18422日(土)14001700

2.場 所: キャンパス・イノベーションセンター 5階リエゾンコーナー501

3.主な議題:

1) 韓国熱物性シンポジウム(42728)招待について    稲葉会長から次の提案説明があった。韓国のシンポジウムへの招待を受け,本学会では4(八田,藤井,長坂,馬場の各先生)の人選を行った。日韓交流は実質的な学術交流であるべきで,今年の京都シンポジウムでは国際セッションを設けて韓国からの参加を促す。会長代行として八田先生に,返礼と日本熱物性シンポジウムへの参加を呼びかける挨拶文を用意していただくことなどが提案され,了承された。

2) 覚書の一部改正について  規約等整備担当の荒木委員から説明があり,改正箇所は2箇所で,1箇所は事務局業務を整理したこと,もう1箇所は委員会組織のことを加えた。事務委託先と事務局の業務分担の現状を追認する形で覚書を改訂することにした。

3) 平成17年決算と平成18年予算()について  発行済みの2月号会誌に掲載された決算と予算()が高橋事務局担当から示され,これに対しては特に異議なく了承された。なお,決算は総会において報告承認を受ける。2月号会誌には説明なしでこの表を掲載したため,一般の会員にはご理解いただけなかったと思われるので,次回からは簡単な説明文を付けて掲載したい。

4) 会誌のJ-Stage登載について  編集委員会の山田委員長から次のような答申があった。すなわち,学会誌掲載の全論文をフリーで閲覧できる条件でJ-Stage電子ジャーナルへ登載する。投稿論文は校閲が終わったら直ぐ登載されるようにする。情報発信が重要な時代となっているので,会誌アーカイブは公開する方針である。ただし,会員メリットを考慮して発行後1年間はブロックする。熱物性シンポジウム講演論文集の登載は,他学会の動向も見て対処する。以上のことが審議され,了承された。

5) 熱物性DBについて  熱物性値サービス委員会の馬場委員長から提案があり,会員限定利用熱物性DBを今年から運用するため,学会でDBサーバを設置する。閲覧ソフト使用契約は今年度中に産総研TLOと取り交わすこと,などが承認された。

6) 27回日本熱物性シンポジウム準備状況  牧野実行委員長から,第2回会告が呈示され説明があった。これは5月号に掲載される予定。プログラムは両学会で作るが,合同セッションは別に冊子を作る。共催・協賛・後援の記載については現在各学協会へ依頼中である。宿泊の手配などは各自でお願いしたいとのこと。

7) ATPC2007準備状況について  藤井丕夫組織委員長から,1stアナウンスメントを300部,国外と国内に配布したこと,地区代表の役員にも10部ずつ配布するので各地区へ呼びかけて欲しいなどの説明と依頼があった。午前はKeynote lectureとする。Keynote speakerの候補者を9人まで挙げている。Registrationは西鉄旅行へ一括代行を依頼する。論文はATPC07HPから投稿して貰う。収支見積もりでは200人の参加を見込んでいる。

8) 各種委員会報告  

編集委員会(山田 純委員長)  熱物性Vol.20の企画,記念出版(さーもふぃじしすと集),それぞれについて方針を決めたことが報告された。

熱物性値サービス委員会(馬場委員長)  DB運用に向けて活動するとの報告があった。

熱物性ハンドブック編集委員会(荒木副委員長)  3月末までに原稿を集める。前に刊行した改訂版の残部があるので,今年12月に発行を考えているとのこと。

広報委員会(山田雅彦委員長)  学会HPをリニューアル作業中とのこと。名簿発行に必要な会員情報のWeb入力ページを作成したとのこと。

活動委員会(大西副会長)  二つの研究会を立ち上げたので参加を呼びかけるとのこと。「建物外皮の熱物性とシステムデザイン」研究会に関しては,測定対象の保水性とは何かなど,意見の交換があった。「マイクロ・ナノスケールの熱物性とシステムデザイン」研究会については,タイトルだけでは何をやるのか分かりにくい,システムデザインまで進められるのか,などの意見があった。

表彰委員会(渋川委員長)  今年は熱物性賞と名誉会員の推薦を是非お願いしたいとの依頼があった。

9) その他  稲葉会長から,会員に役員会での審議事項を早く伝える方法について提案があった。メールで議事録確認が済んだ後で,役員会報告として本会HPへアップすることになった。                            (以上)