日本熱物性学会20072役員報告

 

1.日 時:平成19年4月28() 14001700

2.会 場:キャンパス・イノベーションセンター2F多目的室1(東京・田町)

3.主な内容:

1) 覚書の改訂  荒木規約等整備担当から報告があり,第1回役員会で検討した結果,改訂すべき箇所が多数あったことを受けて整理した覚書を配布したこと,改訂箇所があるページのみを配布したので前回の覚書の該当ページを差し替えて欲しいこと,などが説明された。

2) ATPC2007準備状況  藤井丕夫委員長から報告があり,現在の申込み件数が241件であること,および収支見積りなどについて説明があった。本国際会議に学振補助金350万円が決定したこと,都合により責任者を九大の高田保之教授に変更すること,などが述べられた。会場借り上げ費用が110万円,ポストカンファレンス・ツアー参加は別料金とするが,50万円ほど補助する予定とのこと。

3) 28回日本熱物性シンポジウム  杉山憲一郎実行委員長の代理で山田雅彦委員から,第2回会告()が呈示された。本会研究会関連のOS3件,WS2件をそれぞれ設定したこと,学生ベストプレゼン賞の表彰が会期中にできるようなプログラム編成の工夫について説明された。実行委員会では宿泊のお世話をしないが北海道は観光シーズンオフなので宿は十分あり,航空運賃とホテル宿泊のパックを利用するのが得策とのこと。その他,参加費の設定について説明があり,学生が参加し易いように配慮したとの説明があった。HPに参加申込み受付準備が出来次第、メーリングリストで配信するとのこと。なお,申込期日が近づいたら,メールでそのことを通知して欲しいとの要望があった。

4) 新研究会について  諸岡副会長から,既存の研究会とは異なる趣旨で,生活環境懇話会なる新研究会を立ち上げたことが紹介された。各地区で参加をPRして欲しい,参加は事前申込みで521日までお願いしたい旨の依頼があった。

5) 29回日本熱物性シンポジウムについて  関東地区代表の大久保英敏評議員から,実行委員長は聖徳大学の渋川祥子教授,会場は日本女子大学 新泉山館国際交流センター・桜楓2号館(東京都文京区目白台2丁目81)とし,会期は108()9()10()とする案が提案され,承認された。なお,本シンポジウムでは女性参加者が中心となるような企画を考えたいとの話しがあった。

6) 各種委員会報告  

表彰委員会 藤井丕夫委員長から説明があり,奨励賞候補は表彰委員会メンバーが積極的に呼びかけて推薦を依頼する,名誉員については従来の趣旨を見直し,選考方針を改める予定,論文賞の推薦にはシステマティックな推薦方式も加えたい,などの方針が述べられた。名誉員制の設定経緯について,荒木信幸規約等整備担当から説明があり,名誉員内規の見直しを7月までにやりたいと述べられた。

編集委員会  吉田編集委員長から,5月号会誌の編集状況の説明と今後の方針について説明があった。今月発刊される熱物性ハンドブックの広告を取れないかとの意見が出され,荒木理事が養賢堂と連絡を取ることになった。第1回編集委員会は62日に京都大学で開催され,第2回は札幌シンポの会期中に予定,研究会報告を特集で企画したい,などの話しがあった。牧野会長から,編集発行の負担が編集委員長一人に集中しないようなシステムを考えて欲しい,掲載された邦文論文を英文論文として再出版するための対策を進めて欲しい,などの要望が述べられた。前編集委員長の山田純教授から,前期編集委員会の宿題として次の事項が説明された。すなわち,25周年記念出版本については,巻頭言を牧野会長に,各著者に自身の記事を振り返っての一言を依頼する。J-Stage登載にはアップロードの作業研修を受けなければならず,定常的に作業する担当者を決める必要があるとのことで,編集委員会で対応を考えることになった。会誌に正誤表(ERRATA)のページを設けることが必要とのことで例示があった。

熱物性値サービス委員会  馬場委員長の代わりに,牧野会長から次の説明があった。熱物性ハンドブックは5月中に発刊されること,熱物性DBが馬場委員長と長崎大学のお世話によって運用開始したこと,どちらも馬場委員長のご貢献によって実現できたことであり高く評価したい,DBについてはHPから入る利用方法の講習会が必要と思われる,と述べられた。

広報委員会  山田雅彦委員長から,学会HPには現在,情報が満載されており,良く機能しているので是非見て欲しいとの案内があった。また,会員の研究室紹介の記事を募集中であり,協力戴きたいとの要請があった。

7) 協賛について  高橋事務局担当から,8件の協賛許諾と1件の後援許諾をしたことが報告された。これらはHPへ掲載中であるとのこと。

8) 会員異動について  高橋事務局担当から,本年1月から4月末までに異動の連絡があった方のお名前と受信日を会誌へ掲載するとの報告があった。それに対して,名前だけではどのような変更か分からないし,入会者の所属ぐらいは公開可ではないか,との意見が出された。個人情報保護の名目で余り情報が閉じてしまっては掲示する意味が無いとのことから,次号会誌には変更の種別と入会者の所属を入れた表を掲載することになった。

9) その他  小口会員情報担当から報告された3月末預かり金について,高橋事務局担当から説明があった。また,倫理規定については新WGで原案を策定するとの話があった。次回会合は922日(土)キャンパス・イノベーションセンターとのアナウンスがあった。